工場求人の年間休日はどれぐらい?

製造業の工場の年間休日は、平均で120日前後です。厚生労働省が行った令和4年の就労条件総合調査によると、日本企業の年間休日の平均日数は107日でした。工場には年末年始や夏季休暇、ゴールデンウイークの休みもあり、基準を満たせば勤務期間に応じた有給休暇の取得も可能です。下請け工場は親会社の休日に合わせて休むので、通常は土日が休みになります。作業やトラックの出入りなどで騒音が出る場合も、近隣に配慮して土日休みになることがあります。シフト制で24時間稼働している自動車や食品製造の工場などでは、従業員の体の負担を考えて、「3勤1休」や「4勤2休」などの勤務体制をとっています。ただし「5勤2休」の場合でも、土日が休みとは限りません。

工場求人で年間休日が少ない理由

工場の休日は労働基準法に規定されます。法定休日は毎週少なくとも1回、または4週間に4回を、使用者が労働者に与えることとなっています。労働時間の上限は1日8時間、週40時間までです。この規定を守り1日8時間働くと、1週間で5日働けることになります。1年を52週とすると、年間で働ける日数は260日前後です。365日から260日を引くと105日となり、工場が労働基準法を遵守している場合には少なくとも105日の休日があるはずです。各企業ではこの下限の105日を満たすように、週休2日制や長期休暇を設けています。1日の労働時間などにもよりますが、年間休日が105日に満たない場合は、労働基準法を守っていない可能性があるので注意が必要です。